親子で考え確認する

子供が犯罪を犯してしまうということ

 

違法行為を犯すことは絶対にやってはいけないことです。

 

しかし、間違いは誰にでもあることです。

けれど、許される間違いと許されない間違いがあります。

人を許す気持ちは持ち合わせなければいけない心です。

そして、罪は償うことはできます。

 

しかし罪を犯した事実は、消えることはありません。

 

 

間違いが重なり大きな間違いを犯してしまう。間違いを少しでも早く知ることは大切です。世の中に100%完璧な人はいないでしょう。
100%完璧でないのであれば常に自己成長を目指し努力をしなければなりません。その努力は人としての成長も当然のことながら1つ1つ知識を身に付けることも重要です。
刻々と進化する世の中に対応できるように日々勉強をしなければなりません。

 

間違いを犯さないようにするには日々勉強する必要があります。勉強を怠り間違って犯罪を犯してしまったとき、罪を償っても自分の心から消し去ることはできないのです。
情報化社会の今、無意識に罪を犯してしまうことがあります。
全く悪気はないのに自分のとった行動が犯罪になってしまうことがあります。



冗談で許されると思った言動が実は法律的に全く許されることではなかったと後になって知ることがあるのです。
それは後でどれだけ悔やんでも悔やみきれないことです。社会は知らなかった者が悪いとしか言ってくれないことさえあります。
それも世の中であると受け止めざるをえないでしょう。そうならない為には日々社会の進化に合わせ自分で勉強をしなければならないのも現実です。

 

子供にそれが自分でできるのかと言えば無理な部分もあるでしょう。間違いが重なり些細な出来事で知らず知らずに子供が犯罪者になってしまった場合、何が間違いなのか教えられなかった周りの大人の責任は重大です。愛する我が子が心から消すことのできない事実を背負って生きていくことほど辛いことはないでしょう。「子供の方が詳しい」「私はよく分からない」と言っていると子供に何も教えてあげることはできません。大人は大人としての責任を自覚して、情報モラルを知ろうとする努力を怠ってはならないのです。

 

現代においては子育ての一環として

情報モラルを親が知ることが必要となったといえるのではないでしょうか。

子どもたち命の尊さを知って欲しい

 

子供同士の些細なトラブルが切っ掛けで心に傷を追った子供。その心の痛みが怒りに変わり、人をあやめてしまうこと。


心の傷によって自分を攻め、自ら命を絶ってしまう。

そうした悲しい事実が現代では幾つも報告されています。
人をあやめてしまった子は本当にその子供だけが悪かったのでしょうか?もちろん加害者側に全面的に責任がある場合もあります。
両者に原因がある場合もあります。時には、いじめを受けていた子が立ち向かうこともあるでしょう。
どんな理由であれ命がなくなることはとても悲しいことであると同時に、絶対にあってはならないことです。




自ら命を絶とうと考えている子を救うことは出来ないのでしょうか?
勿論、そこまで追い詰められる前に助けてあげられるならそれに越したことはありません。なぜ自ら命を絶とうと考えてしまうのでしょうか。


もし、自分が誰かから必要とされていると実感できたら生きる希望が持てるのではないでしょうか。
自分が家族や友達から愛されていると確信が持てるなら家族や友達の為に生きる努力をするのではないでしょうか。

自分を助けてくれる人がいると知っているならば生きる望みが見えてくるのではないでしょうか。
本当は誰1人として世の中から求められていない人間なんかいないのです。
それに気づけないほど心に傷を負ってしまった人がいるなら、その人の周りの友達が気づいてあげ「君は1人ではない」「私は君の存在を必要としている」と、心に届くメッセージを送ってあげられたとしたなら、きっと思いとどまってくれるでしょう。

 


人は生きる価値を自分自身で決めることもできますが、他人が決めてくれることだってあるのです。
自分で自分は必要ないと思わずに、自分を必要と求めてくれる人がいるということは自分には生きる価値があるということです。

自分を愛してくれる人がいるということは自分がいなくなれば悲しむ人がいるということです。
それは明らかに自分という人間に期待をしている人がいるということです。

自分を助けてくれる人がいるということは、自分は守られているということです。
守られているということは、困った時はその人に甘えて良いのです。

正直に素直な気持ちで自分の心の中を全てさらけ出せばきっと、自分が生きる勇気が沸いて来ます。

取り返しのつかない事態

 

本来あってはならないことが起きることがあります。
毎日のようにニュースでは目にしていることではありますが、まさか自分の身の回りで起きるとは想像もしないでしょう。

1年間に「未成年が逮捕された」「自殺をした」と何度耳にするでしょう。絶対にあってはならないことです。
逮捕された少年少女にも過失はあったでしょう。しかしそれ以上に子供が事件を起こす前に教えなければならないことを教えなかった大人の責任があるはずです。

 

私が中学生を対象に「気づけ!インターネットの光と影」と題して講演をやらせて頂いた時に「ある高校生が掲示板に爆破予告をして逮捕されました」と冒頭で話しました。



私が中学生に考えて欲しかったことは、逮捕された高校生の今後の人生です。

取り返しのつかないことをするとどうなるのか。


中学生にとっては衝撃的すぎる話だったのかも知れませんが、今の時代それを知ってもらわなければブレーキが掛からない状況が起きています。



私が子ども達に問い掛けたことは、逮捕をされた場合、履歴書に「前科あり」と書かなければいけなくなる。
進学、就職の履歴書に「前科あり」と書かれていて、嬉しい知らせが届くだろうか?書かなければ分からないことです。
しかし後に発覚した場合虚偽の申告となり取消を受けることになるでしょう。



将来君達が大人になって、好きな人が出来て結婚する時、正直に話せますか?それとも一生黙って過ごせますか?



こんなことは絶対にあってはならないことです。


少し情報モラルを勉強すればこんなことにならずに済みます。
「なぜ逮捕されてしまうのか」それを知らない事は交通ルールを知らずに信号を渡るのと同じくらい怖いことです。
交通ルールを知らなければ赤で渡ることも怖くないですよね。しかしルールを知っていたら赤で渡る勇気がありますか?と話しました。


ここで忘れてはいけないのは、「逮捕されるからやらない」「前科になるからやらない」とだけ教えてしまうのはなく、「なぜ、逮捕されるのか」「なぜ、掲示板に爆破予告を載せてはいけないのか」を子ども自身に考えさせることが肝心です。


それを子ども自身が考え、自問し、答えを導き出すことが、本当の意味での情報モラルを習得するということなのです。

 

こんな話を最初にさせて頂きましたところ640人の生徒さんの内、54%を超える生徒さんが講演後のアンケート用紙の感想欄に今日気づいたことや、初めて知ったこと、教訓とすること、印象に残った事などを書いてくれました。



子ども達に説明をし、問い掛ければ、子ども達は考え、理解をします。

子供を取り巻くネット社会の現状



中高生をはじめとする子ども達の間で盛んにプロフが流行っています。
子ども達はこのプロフを名刺代わりに自己紹介を書き込んでいるようです。プロフのアルバムには携帯電話で気軽に撮った写真を掲載しているようです。その写真は公開するには不適切と思われるものも多く見受けられます。


本名、学校名等の個人情報の書き込みは当たり前のようにあり、掲示板には「絡んで~」とメッセージがあります。それは自分のプロフを訪問した人(見た人)に対して「気軽にメッセージを下さい」との意味で書かれています。その「絡んで~」に訪問者がメッセージを投げ掛けることにより知らない学校の友達と知り合うことができるのです。



出会い系サイトが有害サイトとされていますが、このプロフも時にはそのような使われ方をしてしまう危険性があります。出会い系サイトやプロフなどのサイトを称してコミニティーサイトと呼ばれることもあります。フィルタリングなどの説明にはよく使われている表現方法です。

 

また子供同士のメール交換では、文字会話を通常の会話のように(現実社会とネット社会の区別なし)行っているので誤解が生じやすいようです。誤解に気づいた時点で実際に会って話し合いをすれば解決するような事例でも、再びメールを使って解決しようとするがために誤解が次の誤解を生み、深みにはまってしまうケースもあります。


メールでの噂話がいつの間にか誹謗中傷になってしまうこともあります。もらったメールを転送したりすることによって文字だけが一人歩きをしてしまい背景が伝わらないまま誤解を生むケースもあります。

 

子ども達が過ごすネット社会で今、起きているトラブル、起こしているトラブルは現実社会とネット社会の区別をしないまま行動していることが、原因の一つといえます。そしてまた、ネット社会で必要な法律知識に親も子も乏しい現状があり、それを得るための情報も充分とはいえないでしょう。

しかし、子ども達を加害者、被害者にしないためには大人達があえて知識を身に付け、教えていかなければなりません。


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