子供と学ぶこと

子供が使うパソコンにはフィルタリングを!

 


フィルタリングとは

「有害サイトへのアクセスを規制するソフト」と解説されることが多いですが具体的にどのような考え方、仕組みで規制をしているのかを簡単に考えてみます。

 

そもそも有害サイトの定義が曖昧なのですが不正請求をしているサイトは有害サイトといえるでしょう。
アダルトサイトも有害サイトと一般的には言われますがそれは子供にとっての有害サイトとなります。
つまり違法性があるから有害サイト、違法性がないから有害サイトでないといった区別ではありません。

では子供にとっての有害サイトとは何かと突き詰めていけば保護者の考え方によって変わってくるのでしょう。ですから、ここでは個別のサイトが有害であるかどうかの議論ではなく、何が子供にとって有害であるのかを考えてみます。

 

まず、有害情報と有害サイトを一緒に考えるべきではないと思われます。
子供にとってのアダルトサイトは有害情報となります。サイトを利用することによって子供に何らかの害を及ぼす可能性のあるサイトは有害サイトとして区分する考え方もあります。


「何らかの害を及ぼす可能性」を頭に置いて子供に人気のあるサイトを見たり、親も利用をしてみると今までとは違った視点で見ることが出来ます。

子供達が無料でゲームができるサイトは数多く存在します。試しに、利用者の年齢層が広い「釣りゲーム」をやってみました。釣れた魚をオンラインで繋がった人と交換することができる機能があります。オンラインゲームとは、インターネットを通じ誰か知らない人と接触することが可能なのです。

しばらくゲームをしていると「釣った魚を交換して欲しい」とのメッセージが届きました。
次に「"魚"と"私の裸の写真"を交換して欲しい」とのメッセージが届きました。このメッセージには危険性があります。裸の写真と言う名のウイルスかも知れません。もし本当に裸の写真だとしても違法性があるかも知れません。違法性がなかったとしても子供にとっては有害と判断すべきところです。

このサイトは健全に魚釣りゲームを楽しむことのできるサイトです。普通に考えれば有害サイトでないはずですが、子供にとって何らかの害を及ぼす可能性は否定しきれません。

 

有害サイトをブロックする機能の仕組みは各社によって違います。
掲示板サイトの多くにはURLに{cgi}といったプログラム名が入っていることが多いことからURLに{cgi}が入ったサイトにはアクセス制限を掛ける仕組みもあれば、肌色が一定のパーセントを超えた場合は裸の写真とみなして制限を掛ける仕組みもあります。
各社とも色々な策を出してはいますが元々の有害サイトの定義を決めきれない為にフィルタリングソフトを導入したから子供が安心して使えるのかと言えば必ずしもそうではありません。

 

しかし、フィルタリングソフトによって一般的に有害情報が提供されていると考えられるサイトへのアクセス制限が掛けられますので子供が危険に接する確立は下がります。フィルタリングソフトの導入は子供にパソコンを利用させる上では子供の安全を保証するものではないものの最低限必要なことであると考えるべきです。

具体的な家庭ルールの一例

 

携帯電話を持たせる前に親子で話し合い、家庭ルールを紙に書き出してリビングなどの見やすい場所に貼りましょう。家族ルールはそれぞれの家族によって違っていて当たり前です。ここでは、よく見かける家庭ルールの紹介とその効果の一部について考えてみます。

 

<家庭ルールの例>

 

・     金額制限 :一定額以上使った場合は1週間利用停止。

・     時間制限 :夜9時以降は使わない。

・     フィルタリング契約 :高校卒業まではフィルタリングを外さない。

・     食事中使用禁止 :食事中にメールが届いても食事が終わるまでは携帯電話を見ない。

・     子供部屋への持込禁止 :携帯電話はリビングのみで使用する。寝るときはリビングに置いて充電(充電器は家族全員居間に置いておく)。

・     有料サイト使用禁止 有料サイトは事前に了解を得たサイト以外は利用しない。

・     周りの人に配慮 :電話をする時は周りの人の迷惑にならないように話す。



 

「金額制限」に関しては、家庭ルールを決める際に、どのご家庭も利用料金の限度額を子供に厳しく注意されているようです。しかし、このルールが時として音楽の無料ダウンロード(違法行為)を助長してしまったり、友達の携帯電話を借りるなど、トラブルの原因になるケースも実際に起きています。

ゲームや音楽は1ヶ月間にダウンロードしてよい数量を家庭ルールに取り入れるのも1案であると思います。「タダで手に入るモノにわざわざお金を払うのはもったいない」といった考えは改めて下さい。



平成19年7月1日より著作権法が改正されました。子供が社会人になった時に著作権に対して無頓着であると会社から処分を受ける可能性が大きくなります。学生のうちから違法行為に触れない認識を持たせることが重要です。


また、パケット代に関する知識のない子が、知識のある友達にチェーンメールを送った際に、「無駄なメール受信をしたために利用料金が増えてしまう」という理由でクレームを付けトラブルになった実例もあります。

子供の利用状況を把握し、常々子供と話し合う機会を設け家庭ルールの本質を理解させた上で、子供の要望も聞きながら親子双方が納得できるよう家庭ルールの改正も必要になってくるでしょう。

 

また、「子供部屋持込禁止」という家庭ルールの効果を考えてみましょう。
子供が携帯電話を欲しいと言い出して1年を費やし家庭ルールを相談したとしましょう。
長い間話し合い続けたルールが頭に染み付いていますから、携帯電話を買い与えた時に子供は自分の部屋に持ち込むことに罪悪感を覚えるのではないでしょうか。

自分の部屋に携帯電話を持ち込まなければ勉強をしている時にメールが届いても勉強を妨げることはないでしょう。また、勉強をしている机の上に携帯電話があれば、息抜きのつもりで携帯電話でゲームを始めて気がつけば長時間遊んでいた、なんていう弊害も考えられます。携帯電話を利用する時間が長くなれば料金負担も増えるでしょう。

自分の部屋に携帯電話を持ち込まない家庭ルールによって、勉強の妨げや料金超過の防止につながります。このような家庭ルールによって親子共々、利益が生じるようなルールを考えてみて下さい。

 

「食事中使用禁止」について考えると、食事中のメール送信は食事マナーとしては良くないことと言えます。親としては「やってはいけません」と言いたいところではありますが、一部の子ども達の間では「5分内返信」といわれる暗黙のルールがあるそうです。


直ぐに返信をしないと無視をしたと判断して翌日から学校で無視をするような行為があることもあります。


モバイル社会研究所(*)のモバイル社会白書2007(アンケート調査)によると
「自分の送ったメールに返信が無い時の気持ち」との質問に


「怒らせてしまったのではないかと不安になる」と回答した子供は

小学生3~4年生で6.7% 
小学生5~6年生で18.6% 
中学生27.6% 高校生25.7%

この数字から何を感じ何を子供に伝えなければならないのでしょうか。


決して食事中のメールを推奨するつもりはありませんが、学校との相談が必要となるケースもあると認識して下さい。「5分内返信」ルールの撤廃を我が子だけに指導しても何の解決にもなりません。

 

家庭ルールは一旦作ったとしても、子供の成長や周囲の状況に応じて変更していく必要が出てくるでしょう。そういった機会あるごとに話し合いを重ねることで子供の情報モラルのレベルが分かり、より確実なもの、独り立ちのできるレベルへと導いていくことができるのです。

 

モバイル社会研究所

 

ダメダメルールばかりでは子供は育たない




携帯電話を子供に持たせるにあたって家族ルールを作る際、ついつい「これをやってはダメ」「あれもしてはダメ」とダメダメルールを作りがちです。もちろん、必要と思われる禁止事項は明確に決めて危険回避をしなくてはならないことは当然です。

しかしそれだけでは子供は楽しくありません。「ケータイを持つこと」は、子供にとっては「楽しいこと」の場合が多いので、そうした気分を一方的に害されるのは、ルールを理解し守ろうという気持ちから子供を遠ざけてしまいます。

 

携帯電話を使ってしばらくすると友達から色々な使い道を教えてもらうでしょう。それは、ゲームサイト、待ち受け画面サイト、プロフやリアル、掲示板、音楽ダウンロードサイトであったりします。

「携帯電話はおもちゃじゃないから、ゲームはダメ」「音楽はケータイで聴かなくてもいいでしょう。ダウンロードはお金がかかるからやめなさい」「掲示板なんて、見るのも書くのももちろんダメ!!」など、子供を思うが為に禁止事項ばかりを並べてしまうと、実効性の乏しいルールになってしまいます。

まして、保護者の側に利用経験や確かな知識が無く、うわさだけで「これは危なそうだから」とルール上だけで禁止しても子供に対する説得力がありません。

 

ケータイの家庭ルールを作るときには、親も子も楽しめるルール、前向きになれるルールを取り入れるようにしましょう。

例えば、「家でケータイを利用するのはリビングだけ」というルールを作ったとします。なぜリビングに限定するのか、は具体的な家族ルールの一例の章にもありますが、まずはその理由を子供に充分に理解、納得させておく必要があります。

その上で、親の目の届く場所で利用することで、「こんなメールが来たよ」「こんなサイト見つけたよ」と話す様子を見ることができ、利用する子供の様子から「随分長く利用するようになってきた」「メールを読んでいる様子がおかしい」「メールが来ても見ようともしない」など、ケータイの利用状況や子供の微妙な変化を感じ取ることが可能になってきます。

実はこれが子供を守る上で一番重要なことであり、難しいことでもあるのです。


是非、子供が教えてくれたサイトを保護者も利用して楽しんで下さい。
子供がどんな利用方法をしているのか把握することができます。と同時に子供が利用しているサイトに危険性があるのかどうかも確認することが出来ます。「携帯電話でどんなサイトにアクセスしているのか教えなさい」というよりも友好的で、携帯電話を通じて子供とかかわる機会づくりにもなります。



子供との関わりを深め、親が子供のケータイ利用に関心を持ち続けることこそ、危険から子供を守るすべであり、一人の人間としてネット社会へ独り立ちさせるための大人の義務なのです。


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