家族ルールは充分な話し合いの必要性

家族ルールは充分な話し合いの必要性

 

家族ルールを作る上での注意点として、最初の家族ルール作りに不備があると子供の力を伸ばす妨げになってしまうケースがあります。

例えば、授業で秩序を乱すような言動を取った子供に、学校の先生は禁止命令を出すことがあります。実習的な授業をする場合は、ある程度の禁止事項や注意事項を説明して授業が始まります。

授業が進んで行くと、先生が予想もしなかった行動を子供が起こした時に、ルール違反として当然のように子供を叱ります。しかし、そのルール違反にうつる行動は最初のルールに定められていたのでしょうか?

『常識の範囲だから言わなくても分かるはずだ。』といった先生の判断に子供が反感を示す場合があります。

 

冷静に判断しなければいけないことは、一見秩序を乱しているように思える言動がその子の賢さであったりするケースです。

 

「秩序を乱したからと言ってその子供だけが悪いのでしょうか?」

「大人が最初に提示するルールには問題はなかったのでしょうか?」

 


分かりやすい例として山手線ゲームを想定してみます。「身体の部位の名前」というテーマにそって順番に部位の名前を言っていきます。「耳」「頭」「指」「手の指」・・・・

ここで、ストップが掛かります。「指」は部位でありますが、指は手足にあり、最初に「手の指」と言わなかった者がいけないのか。それとも、「指」をヒントに「手の指」と言ったことが『ずるい』と受け止めるのか。

最初に言った者が相手を負けに追い込もうとした場合は、「手足の指を示して言った」と主張する事ができます。後に言った者は「どの指と指定はなかった」と主張できます。これらはこの時点で協議することでなく、ルールの説明がされていなかった曖昧さが問題発生の原因となります。


次に「しっぽ」と言った答えに対して、それは動物の身体だからルール違反と言う意見が出る事もあるでしょう。しかし、最初のルール説明で『人間の身体の部位』と決めていなかった事に問題があるのです。「しっぽ」をルール違反と指摘した者は『人間』と思い込んでいるだけです。ここで「しっぽ」と答えた者は他者より発想が豊かであった訳です

枠を超えた発想ができたのです。つまり発想の豊かさ(賢さ)です。もし、ここで『人間の身体に限る』と判断を下して、「しっぽ」と答えた者を負けと判断を下した場合、枠を超えた発想を押さえてしまう事になりかねないと思われます。色々な発想が巡ってもルール違反と判定されることが恐くて自分の意見が言えなくなってしまいます。

もし、そのような思いを子供にさせたら伸びる子供も伸びなくなってしまいます


「ずる賢い」と「賢い」。この判断基準はその時の状況によって変わってしまうので、慎重に判断し指導をしなければいけません。学習の場においてはこのような発想は伸びるようにしたいものです。『人間の身体に限る』と判定をして、しっぽと答えた者を負けと判断する行為は大人の遅出しジャンケンなのです。

 

このように、大人が知らないうちに自分でルール違反をしていないか注意をしなければなりません。気をつけたいのは、ルールを細かく決めておくことが重要なのではなく、充分な話し合いを重ねて自分勝手な思い込みを防ぐことが大切なのです。

 

思い込みをして確認をしないが為に発生したインターネットトラブルは、たくさんあります。ネット社会に出て単純な確認ミスで失敗をしないように、子供のうちから思い込みで行動をさせない習慣を身に付けさせたいものです。


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