子供に教える

子どもが分かりやすい教え方


子供に勉強を教える時には「説明」→「考えさせる」→「確認」といった流れがあります。

学校の授業でもこの流れが多く取り入れられています。計算方法を学ぶ状況を例にあげればイメージしやすいかと思います。
1年生に足し算を教える時に実際におはじきや数え棒などを使い、数を数える行為は「考えさせる」に当たります。

情報モラル学習でも説明を行った後に問い掛けをして「考えさせる」ことがポイントとなります。しかし、一般の授業での「確認」にあたるテストを行うことが情報モラル学習では習慣付いていない状況があるようです。

情報モラル指導では、あれはダメこれもダメ、といった指導に終始しがちですが、人としての心の部分を考えさせ、納得、理解させることが重要です。

ネット社会でのある出来事に対し、自分がどんな行動を起こしそうか、それによって相手はどう思うか、次の展開はどうなりそうか、違うパターンならどうか、その結果はどうなるのか、など、架空の場面を想定し自分の頭の中で絵を描きそれを展開させ、結末を予想し自らを戒めるようになる必要があります。

情報モラルを理解するには想像力が必要なのです。


情報モラルを教えた時にその授業の感想を書かせることによって子供の理解度を「確認」することが出来ます。子どもが真に理解し納得していれば、自分が今までに見聞きしたことや体験を交え自分の言葉で説明しようとするでしょう。

子どもが理解しやすく、楽しみながら学べる方法を工夫する必要があります。

 

楽しくて分かりやすい情報モラル授業


情報モラル授業を行う際には、幾つかの要素を理解させなければなりません。

それには、法律を含む「ルールを理解させること」
直接的に現実に対応するための「禁止事項の説明」
そして「人としての心の部分」などが含まれます。

この「人としての心の部分」を分からせることが、
実は、法律や禁止事項を理解させることにも増して
本来重要であることは繰り返し書かせていただきました。




「絵本から伝える情報モラル」の授業の1例では45分間の授業で
情報モラルに触れたのは最後の5分間だけでした。

40分間を担任の先生と子ども達が絵本について語り合い、
子ども達がそのお話しを十分イメージできた後に少しだけ
インターネットのお話しをしました。ただそれだけで子ども達は、
伝えたいことに対して深い理解を示してくれました。

これからも分かるように、絵本は子どもを引き付け、
イメージを膨らませ、楽しさの中から子ども達の心にメッセージを届けます。


情報モラルはまだ必要ないと思われる時期や、
ネット経験の無い子と経験のある子とが同時に授業を受ける場合でも、
絵本は情報モラルに必要とされる「人としての心の部分」を伝えています。
子供は絵本の世界に入り、既に持っている体験や潜在意識と繋げていきます。
授業では、子供が気づきだした段階で問い掛けをすると発想がしやすく、
子供は自ら気づきを見つけることができます。



楽しさの中から学び、機会あるごとに継続的に伝え続けることで、
子どもの「心の部分」は養われていきます。

法的なルールや禁止項目に関しては、実はその上でこそ機能する決め事であり、
その上でならば理解させるのはとても簡単なことになると考えます。
潜在意識に入れる



小さな子どもと話しをしていて突然関係ないことを言い出すことがあります。


例えば海の話をしている時に
「おじいちゃんにランドセルもらった」と言い出したとします。
周りから見れば何の関連性もない話ですがその子にとっては関連性があるのです。
おじいちゃんの家が海の近くにあったことによって
海の話からおじいちゃんをイメージして
ランドセルをもらったことを思い出したのです。



偶然や必要に応じてそうした記憶は思い出され
関連付けをして新たに積み重ねられていきます。



子ども達に新しいことを教える時
なにもかもが新しいことばかりでは子どもはなかなか理解できません。


子どもが遊びを通じて体験したことや、
家族や友達との触れ合いで感じたことなどは記憶のどこかに残っています。
今までの成長過程を踏まえた上で、彼らがすでに持っている知識や潜在意識と
新しい事柄とを結びつけながら教えることで、理解は進みます。




また、インターネットの世界には子どもと大人は同じネット社会に入るので
子供には未体験のことが多く起こります。けれどネット内では匿名性という
側面もあり、子どもであっても大人同様の対処が求められます。



物事を判断するときには自分のもっている情報を基に行うため
少ない経験値では正しく判断しきれないことが起きてしまうのです。
少しでも多くの判断材料を潜在意識にいれておくことによって判断力は向上し
ネット内でのトラブルを回避する力となります。



ここで言う「潜在意識]とは
脳のどこかに記憶されていることがらを指しています。



子どもがなるべく多くの体験を積み潜在意識にたくわえておくことは
情報モラルはもとより、新しい事柄を教える際には理解が深まり、
実際のネット社会においても生かされます。

絵本は子どもにとってイメージしやすく、様々な疑似体験をさせてくれます。
そのことは情報モラルに限らず
様々な判断をする上で子どもの力になると考えられます。


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