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魔法の作文術

原稿用紙を目の前にしても作文が書けない。

当たり前といえば当たり前なのです。

大人でも文章が得意な人は多くありません。


それを子供にいきなり原稿用紙を渡して作文を書きなさいという方に無理があります。

そこで

お絵かき感覚で作文が書けてしまう魔法の作文術を紹介します。

『マインドマップ』を使った作文の書き方です。

マインドマップとは自分の頭の中を絵として表すことのできるツールです。


これは、高校、大学、社会人になっても使えますので

是非、子どもの内から身につけさせて上げて下さい。

韓国では義務教育課程に取り入れられています。

イラストを描く感覚で作文の構成を作り上げることができます。


「遠足」について作文を書こうとした場合(例)▼作文の指導テクニック▼











−「遠足」について作文を書こうとした場合− (例)


なるべく大きな紙 (A3)を用意して真ん中に遠足と書いて○で囲みます。

できることなら、 イラストも入れてイメージが膨らみやすいようにしましょう

その○から6本の線を放射線状に書きます。そしてその6本の線の上に

「いつ・どこで・誰が・何を・どのように・どうした」と書いてみます。


そして、その6つからそれぞれ更に思いつくことを線の上に

次々と言葉やイラストを書き込んで行きます。 色使いも豊富にしましょう

すると、 自分の頭の中が綺麗な絵になって行くのが体験できます


やることは

伸ばした線の上に言葉やイラストを書き込みます

また、 言葉は文章にならないようにワードを入れて下さい

ワードにすることにより発想が膨らみます。

文章にしてしまうと、完結をしてしまい発想がそこで止まってしまいます

イラストを入れることによってイメージが沸きやすくなり ますし

書いていてとても楽しくなって来ます。


線の長さはワードの長さと同じにしてください

文字は必ず 横書き にして下さい

線と線は必ず繋げて下さい

線を繋げることには関連性を持たせる上でとても重要な意味があります。

人は関連性がないと記憶をしないと言われています。つまり記憶をたどるためには

何と何が繋がっているのかが重要になります。遠足に行ったことを思い出すには、記憶をたどる必要があるわけですから、キーワードから記憶を蘇らせる大切なルールといえます。


最も大切なことは楽しみながら描くことです


この6本以外に「楽しかったこと・辛かったこと・今後どうしたい」

なんて、作文を書くポイントとなる枝を出してみるのもいいですね。


マインドマップを見ると遠足の内容が一目で解るようになります。


       遠足で何をしたのか!

            何が楽しかったのか!


                   それはどうしてか!


そして、マインドマップに示してあるように書く順番も一目で解ります。

作文を書く前に、このようにマインドマップを書いてみましょう。


小論文のテストでも、最初にマインドマップを書くことにより

時間を有効に使い、時間内に余裕を持って論文を書くことが出来ます。


マインドマップを見て下さい。

マインドマップの赤い線を辿って見て行くとバスで行ったことが解りますよね。

そして、バスの中ではどんなことをしたのか。

遠足前にどんな準備を誰とどのようにしたのか。


バスの中の様子までマインドマップを見て書けば

順序よく細かく思い出しながら作文を書く事ができると解って頂けると思います。


赤い線を見ると、前日に友達と3人でおやつを買いに行ったことが書かれています。

そして、左側オレンジ色の線をたどると、当日3人で行動したことも分かります。

つまり、この子は同じ塾の中に仲の良い友達が2人いることも解ります。

このように子供の心の中が見事に見えてしまいます。



また、 作文の完成度を上げるため にはマインドマップの右下にあります

黄色い線に表されている気持ちを作文に取り入れることが重要になります。

この線を入れることによって 作文の完成度が上がり作文の評価も上がります


この黄色い線には本人が「今度は家族で行きたい」

それはなぜか「弟にも見せてやりたい」という優しい 思いやりが伺えます


更には、この黄色い線上には

    「ホテルにも泊まりたいし、春休みに行きたい」

                   という希望も表現されています。


では、なぜ「春休みに行きたい」のか

マインドマップ上で水色の矢印を辿ってみると、

遠足で「嫌だったこと」のライン上(ピンクの線)に「暑かった」と書かれています。

また、黄緑色のライン(右上)を見ると夏休みに行ったことが解ります。

このように なぜ春休みに行きたいのかという気持ちが起きたのかが解ります



このように マインドマップ の全体を見れば遠足は

   いつ、どこへ、誰と、何の目的で行ったのか

      道中では何があったのか、その時誰とどうしたのか


           現地ではどのようなことをし、何を感じたのか


『その時々の行動や本人の心が映し出されていきます』



更に、注目をしてもらいたいことは

左下の オレンジ色の線と右下の黄色い線を見比べて頂きたい

ここに子供の 第一の欲求と第二の欲求が現れています


オレンジ色の線には本人の第二の欲求が写し出されています。

通常、子供が作文を書く場合黄色い線の欲求を表現するでしょう。


当然のことながら親子の会話でも「家族で行きたい」と希望をすることでしょう。

しかし、親にも都合があり、直ぐに家族で行けないケースもあるでしょう。


マインドマップを書くと子供の心の中が見えて来ます。

そして第二の欲求見つけることにより欲求を叶えて上げられます。

第一の欲求しか知らなければ子供の気持ちを押さえつけることを考えるでしょうが

第二の欲求を見つけることによって

子供にストレスを感じさせずに満足感を与えることができます。





  マインドマップを子供に書かせることにより

子供の心の中が見えて来ます。



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−作文の指導テクニック−


マインドマップ書いてから作文を書いてみると

物事の順番を整理しながら作文が書けるので、

文章構成が手に取るようにわかるので非常に書きやすく楽しいはずです。



また、小学校で書く作文は生活文が多いようです。

生活文を書くことによって心を豊かにして自分を高めることが出来ます。


子供に作文を教える上で

いきなりこれらの線を自分で書きなさいと言っても無理でしょうから

5W1Hにプラスして作文の完成度があがるように

イメージしやすいラインの手伝いをして上げて下さい


生活文として作文を書くには左下の茶色のラインにある

「印象に残ったこと」ここを見ると、ディズニーシーに行って

ゴミの無い環境の素晴らしさに気付いてくれたことが伺えます。



このような表現が生活文の完成度をアップさせます。

題材によっては「印象に残ったこと」を

「発見したこと」「以外だったこと」「相手の立場だったら」

一言で言えば「気付いたこと」になるのですが

それでは、子供がイメージしにくいと思いますので

題材に適したよりイメージしやすいセンターからのラインを出すことです。


更に、「印象に残ったこと」を表現しやすいように

「事柄」「それから何を感じたか」と分岐させてやることによって

子供自身の気付きから、自己のステップUPへ繋げられるのではないでしょうか。


この「印象に残ったこと」の先を見ると線の色が紫色に変わっています。

茶色い部分までは指導者が手伝って上げ

紫色の部分から自分で書かせると良いと思います。


後、右側青い線の「楽しかったこと」も途中から水色に変わっています。

青い線まで「何が、どうして、どんなところが」これくらいのヒントを与えてあげると

後は子供の力で発想が膨らんで行くと思われます。



作文の入選作品を読むと

このマインドマップでいうところの

「今度の機会は」「印象に残ったこと」これらの部分が

書かれている作品が多いことに気づきます。



それはなぜなのか?

この部分こそが、子供に作文を書かせる目的と言っても過言ではないからです。


子供に作文を書かせる大きな目的は

文章を書き上げる過程で“気づき”を見つけ、自己成長を成し遂げることです。



書き上げる文章によって

報告文であったり、意見文、事実文など様々です。

それらに適したラインをアドバイスすることによって

文章の完成度を高められるようになります。


このマインドマップを見本にして

プールに行った時のことや、アサガオの観察などを

マインドマップに思いつくことを書いてみましょう。


大切なことは指導者がセンターから出るラインを導いてあげることです

作文に欠かせない5W1Hをはじめ、作文の完成度を高めるための表現となる

キーワードのラインを引かせてあげて下さい。


そして、次に作文に書く 優先順位を付け

作文にしたい部分などに印を付けると作文が書きやすくなるでしょう。

文章の全体の長さを考えながら、どこの部分に重点を置いて書くなど

作文を書く前に文章構成(段落)も検討すると良いでしょう。

このマインドマップに描かれた内容全てを作文にする必要はありません。


例えば、このマインドマップの中で「楽しかった事」と「印象に残った事」を

作文にしようと決めた場合は「楽しかった事」と「印象に残った事」それぞれを

センターイメージ(マインドマップの真ん中)にしてもう1枚マインドマップを

描いてみます。すると作文がより具体的に書けることでしょう。


また、印象に残った事を作文に取り入れることによって

起承転結の ”転”が浮き彫りになり作文の完成度が高まります。


場合によっては、時間の経過をマインドマップに描いたり、

事実の経過をマインドマップに描くことによって作文の構成がやり安くなると思います。




このマインドマップを使えば、

夏休みの計画も簡単に立てることができます。

もちろん読書感想文にも使えます。


また、学校で勉強した事などもマインドマップに書いてみると

自分が何を覚えているのか!何を覚えていないのか!も解ってしまいます。


なぜなら、連想をするキーワードを書き込んで行くと

次から次へと発想が膨らんでくるからです。

つまり、頭の中にあるもの (記憶したもの)を書き出す作業をすることになります。

結果的に学習したことがマインドマップに書けなかったという場合は

まだ、記憶が出来てなかったということです。

学習したことをマインドマップに描くことによって

「覚えたこと」「覚えてないこと」をチェックすることも可能となる訳です。



私どもはネットモラルを子供がどこまで理解をしてくれたのか

確認する手段としてマインドマップを取り入れようと考えました。

その研究をする過程で全ての勉強に取り入れることにより

大きな効果を果たすことに気づきました。


1例として作文に活用する方法をご紹介させて頂いています。


尚、マインドマップについての詳しい情報は下記の公式サイトをご覧下さい


http://www.mindmap.ne.jp/



※「マインドマップ R 」及び「 MindmapR 」は、英国 Buzan Organisation Ltd. の登録商標です。


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